「TOCOMナビ」ページ内リンク

  1. 「メインメニュー」へ移動する
  2. 「本文」へ移動する
  3. 「上場商品ガイド」へ移動する
  4. 「サイトの利用説明」へ移動する


最新トピックス

シリーズ・ザ・ベーシック・オブ・コモディティ

「ゴムの情報の取り方」Part.2 〜需給統計の取り方〜

天然ゴムは一次産品です。生産量はタイ、インドネシア、マレーシアの上位3カ国で世界全体の70%強を占めています。その生産方法は、天然ゴム樹に切り付け(タッピングと呼ばれます)をして、そこから出てきた液状の汁(フィールド・ラテックス)を、カップランプと呼ばれる器に溜めて採取します。ここまで説明した通り、天然ゴムは農園から採れる農産物です。

天然ゴムは農産物であるものの、その多くが工業品用として使用されています。天然ゴムの多くは自動車用タイヤとして消費され、そのシェアは全体の8割以上にあたります。その他の利用用途も工業用ベルト・ホース、自動車・自転車チューブ、サンダル用ゴムなど、タイヤ用以外のほとんどは工業用として用いられています。

さて、この天然ゴムの需給ですが、国際ゴム研究会(IRSG)が統計をまとめ発表しています。本部はロンドンにあり、2カ月ごとに国際ゴム需給統計を発表しています。世界のゴム需給をまとめた統計はこれしかありません。この統計では、天然ゴムの生産と消費はもちろん、生産国の輸出統計やグレード(品種別)の輸出統計のほか、農園面積などについてもまとめられています。これらとは別にIRSGでは合成ゴムの生産と消費、その他の需給統計もまとめています。

1990年代までは、他の一次産品と同様に天然ゴムも供給過剰の状態が続いていたのですが、2000年辺りを境に構造的な供給不足に陥りました。この結果、天然ゴムの価格が安値から最大4倍以上も値上がりしたのです。価格高騰の原動力となったのは、需給構造の変化にあると考えられています。このように需給は相場にとって大事な要因となるのです。

(※)国際ゴム研究会(IRSG) http://www.rubberstudy.com/

(TOCOMナビ 編集室)