シリーズ・ザ・ベーシック・オブ・コモディティ
「石油の情報の取り方」Part.1 〜価格指標と相場情報の取り方〜
国際的な石油の価格指標は、ニューヨーク商業取引所(NYMEX=New York Mercantile Exchange)で取引されているWTI(West Texas Intermediate=ウエスト・テキサス・インターミディエート)です。世界には、このWTI原油(=NY原油)の他に、北海ブレント原油、中東ドバイ原油があり、これら3つの原油市場をマーカー原油と呼びます。指標市場という意味では、取引量や流動性が圧倒的に多いことから、一般的に、国際原油価格とはWTI原油のことを指します。
東京工業品取引所で取引されている原油相場の動向を見る上でも、最も参考になるのがこのNY原油です。この原油相場と東京外為市場の円相場の動きなどが反映され、日々の東京原油相場と石油製品相場は大きく左右されます。NY原油相場と円相場とで得られる輸入採算値で寄り付きの価格が決定される比重が高いといえます。その後の相場は、日中の円相場の動きなどが参考にされて売買されます。それに加え、市場人気やテクニカルな要因なども変動材料となります。
日中の東工取の取引において、もう一つ参考になるのがNY夜間取引価格です。この価格が上げたり下げたりする動きに合わせ、石油相場が変動することがあります。ですから、デイトレードなど短期売買をする場合には、このような情報も有用でしょう。
なお、東京原油市場の定義は、「ドバイ原油及びオマーン原油の平均価格を指標とする中東産原油」です。このため、NY原油だけではなく、ドバイ・オマーンの中東産原油の価格も参考にするべきでしょう。東京工業品取引所では、ホームページ上で、このドバイ・オマーンの平均価格(※)を公表していますので、こちらからご参照ください。商品取引員は、リンク集でも画面右上の「取引をするならこの会社(ランダム)」に掲載されております。
(※)ドバイ・オマーンの平均価格 http://www.tocom.or.jp/jp/souba/crude_oil/genbutsu/index.html
(TOCOMナビ 編集室)

