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商品先物取引を楽しむツボ

第13回(2007年3月30日更新)

『価格を動かすもの12』

【変動期の対処の仕方2】

変動期にうまく対処するための前提は二つあった。一つはこの事態がいつもとは違うという認識をいち早く持つかどうか。二つ目は俊敏な対応を取ることができるかということである。具体的には、もし買い建てがあれば、すぐに損切りして、相場の方向に沿ってドテン売り(※ドテンとは現在保有しているポジションをひっくり返して逆のポジションに転換すること)するということである。

ここで方向を間違えてはいけない。世の中の動きがどちらに向いているかを推し量ることが必要となる。暴落しているのに買い向かってはならない。流れを見極め、流れに乗ることが必要となる。そして流れに乗りながら、いつ、その流れの方向が反転するかに全神経をつかって耳をそばだてなければならない。こうした暴落時には、売り専門の玄人筋が現れる。彼らは待ってましたとばかりに売り浴びせる。世の中の流れが弱気になっている時は、こうした売りの勢いは増す。

巨大な資金を持つファンドといえども、流れに逆らうことはできない。個人投資家と同様、価格の下落と共に買い建ての損切りを行うだろう。この大量の損失確定売りが、価格を更に引き下げることになる。こうした下落の動きは長く続かない。なぜなら、空売りしている投機筋は、ずっと売りっぱなしでいるわけではないからだ。彼らもおっかなびっくりいつ反転して価格が上昇に転じるかを注意深く見守っている。世界中の株価が落ちるところまで落ちて上昇に転じると、こうした動きに釣られて、下がっていた商品価格も下げ止まり、その瞬間商品価格は跳ね上がる。なぜなら空売り族が一斉に買い手仕舞うからだ。その後、市場は何事もなかったかのように元の状態に戻る。

売り建てを持っていた投資家としては、こうした玄人筋の売りが閉じられる一瞬前に、逃げねばならない。とにかく、大手の動きの半歩前を歩くことが成功の秘訣である。

バックナンバー

『価格を動かすもの12』
『価格を動かすもの11』
『価格を動かすもの10』
『価格を動かすもの9』
『価格を動かすもの8』
『価格を動かすもの7』
『価格を動かすもの6』
『価格を動かすもの5』
『価格を動かすもの4』
『価格を動かすもの3』
『価格を動かすもの2』

『価格を動かすもの1』

〜商品先物取引はとてもエキサイティングで、魅力的な取引です。〜