第9回(2007年3月2日更新)
『価格を動かすもの8』
【テクニカル分析2】
テクニカル分析というと、チャート分析を思い浮かべます。移動平均線、ストキャスティック、相体力指数、ボリンジャーバンド、MACD、方向性指数(DMI)、エンベロープ、平均方向性指数(ADX)、順位相関係数、トレンドバー、アルティメイト・オシレータ、ワイルダー・ボラティリティ、プライス・チャネル、パラボリック、コモディティ・チャネル・インデックス、パーセントR、一目均衡表、レイト・オブ・チェンジ、平均足、アルーン、サイコロジカル、値動きサイコロジカル、ローソク足、モーメンタム、標準偏差、ヒストリカル・ボラティリティ、速度係数、累積、ADオシレータ、平均変動レンジ、ピボット、自己玉比率、売買ローテーション、買勢力指数など、数え上げたら切りがありません。偉大な先人たちがこれぞと思って開発したチャート分析です。歴史的な経験と検証を経た上で生き残った指標なので、当ることも多いのでしょう。しかし、このどれもが、万人が使う指標になっていないところが、未だ完成されたものではないことを示しているようです。絶対当たるものがあれば、世の中には出ていないか、みんなが使うことになるはずです。ところで、もし仮によく当たる指標があるとします。そうすればどうなるでしょうか?多くの人はその指標が示した売買サインを使って売買するでしょう。そうなると、その指標通りに価格は動くようになります。たとえば、移動平均のゴールデンクロスなら買うというサインが正しいなら、皆がゴールデンクロスが出た時に買うでしょう。そうすれば価格は上がることになります。そうなればゴールデンクロスは当たったことになります。これがチャートの自己強化的特性と言います。
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