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商品先物取引を楽しむツボ

第6回(2007年2月9日更新)

『価格を動かすもの5』

【大衆人気4】

大衆の人気投票で、よく美人扱いにされるのは貴金属です。「金を買いましょう」という誘いに乗って、金投資から商品先物取引を始める人は多いと思います。2005年は金価格がうなぎのぼりに上昇しました。しかし、その価格上昇の反動が2005年12月、2006年2月、5月、7月と現れました。人気があった金価格は、人気だけで上がっていたために、急落も大きいものになりました。価格は永久に上がり続けることはできません。その例外は需要が多くて供給が極端に少ない商品価格だけです。大衆の人気で上昇している場合は、誰かが売り始めると大きく下落するという性質があります。

特に最近のインデックスファンドやETF(上場商品投資信託)の販売が活発になればなるほど、これらのファンドは買う一方なので、どちらかというと買いの人気が高まります。しかし、モノとしての商品は価格が上がると、需要が減少します。

金の場合は普通の商品と少し性質が異なります。通貨としての側面を持っているからです。資産をドル預金や米国株にするか、ユーロの債券にするか金にするかという選好の中に入っています。だから金価格は長い間ずっと上昇を続けてきました。1971年ニクソン大統領が金とドルの交換停止を行うまで、35ドルの公定価格であったものが、現在は650ドルを超えています。しかし、その間に、300ドルから400ドル台に乗るまでに約1年9カ月(02年2月〜03年11月)、400ドルから500ドル台へは、約2年(03年11月〜05年11月)かかっています。その後500ドルから600ドルへは、5カ月も要さなかったことで話題になりましたが、わずか1カ月後に金価格は700ドル台に達しました。金は需要と供給で価格が決まるというよりは、他の金融商品等との比較において人気投票で価格が決まると言っても良いでしょう。

バックナンバー

『価格を動かすもの12』
『価格を動かすもの11』
『価格を動かすもの10』
『価格を動かすもの9』
『価格を動かすもの8』
『価格を動かすもの7』
『価格を動かすもの6』
『価格を動かすもの5』
『価格を動かすもの4』
『価格を動かすもの3』
『価格を動かすもの2』

『価格を動かすもの1』

〜商品先物取引はとてもエキサイティングで、魅力的な取引です。〜