第3回(2007年1月26日更新)
『価格を動かすもの2』
【ファンドの動き】
よく「ファンドの動きを何かで予想することができますか?」というご質問される方がいらっしゃいますが、これは無理な相談でしょう。たとえば、あなたのやっている商品先物取引の内容、それも今日何を売買するかについては、あなた以外の方が知るのはなかなか難しいでしょう。ファンドマネージャーも、今日は何を買おうかなどと電車の中で考えて出社するのではなく、ディーリング画面の前に座ってニュースを見て、他社のディーラーとチャットしながら、あれを買うとかこれを売るという行動を起こすのですから、本人ですら分からない行動を他人が伺い知ることは出来ないでしょう。
しかし、一般投資家は彼らの動きを推理することはできます。例えば、今ある商品の買いポジションが多いとします。そこにクリスマス休暇が控えているとします。ファンドマネージャーは、この商品をさらに買い増すというよりは、ポジションを縮小させる、つまり建玉の一部を整理させることの方が多いでしょう。ファンドマネージャーの頭の中ではこれから取る休暇のスケジュールが一杯で、落ち着いて取引をする状態にはないでしょう。そんな時には、頭を悩ますポジションを少なくするはずです。ですから、ファンドの建て玉が多くなってきたら、いずれ反対に価格が動くと思った方が良いでしょう。
米国では商品先物取引委員会(Commodity Futures Trading Commission=CFTC)が1週間に一度、週ごとに集計した建玉明細を発表しています。その内容は、米国の投機家と当業者の建玉に分けられ、それぞれの買い・売りを集計しています。特に、大口投機玉はファンドの建玉として注目されています。
日本では、商品先物取引所が取引高や取組高を会員別に発表しています。東京工業品取引所では、ホームページ上で、相場情報として「相場表」、「会員別取引高表」、「会員別取組高表」、「売買明細」などを公表しています。
- 例)東京金の会員別取引高表
- http://www.tocom.or.jp/jp/souba/gold/torihiki.html
- 例)東京金の会員別取引高表
- http://www.tocom.or.jp/jp/souba/gold/torikumi.html
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- 〜商品先物取引はとてもエキサイティングで、魅力的な取引です。〜

