第2回(2007年1月19日更新)
『価格を動かすもの1』
【需要と供給】
商品先物価格は基本的には、需要と供給の影響を大きく受けます。どんな商品でも同じです。たとえば株式でも買いたい人の数と売りたい人の数で価格は形成されます。ただし株式の場合はその需給バランスがなかなか見えません。株式の需給の詳しいデータは、ほとんどないのではないでしょうか。商品の場合は、需要と供給に関するさまざまな情報が手に入ります。それでも商品価格の変化を予測するのが難しいのは、統計による見掛け上の需給バランスとは別に、需給の実態はいつも瞬時に変わっているからです。
【ファンド等機関投資家の動き】
ファンドや年金などの機関投資家が、資金に物を言わせて価格を動かそうとしても、それは一時的なものに過ぎません。需要と供給という大きなうねりの背景には、グローバルな経済活動があります。ですから、ファンドといえども需要と供給には逆らえません。というより、ファンドは需給の動きを、その調査力によって正確に見通して仕掛けてきます。まだ誰も気付かない間に需要と供給の長期的な動きを見通し、ひそかに買い(売り)始めるのです。やがて、多くの人々がその需給バランスのゆがみに気が付き、追随買い(売り)を行います。そのタイミンングを見計らって、ファンドは利食います。そして価格が下がった(上がった)ところで未だその情報に活力があると判断したなら、再び買い(売り)始めます。ファンドの動きは需給に沿ったものであることが多いのはこのためです。
したがって、ファンドの一歩先を行くことができれば、大いに相場に期待ができるでしょう。
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