金先物ミニ取引最大の魅力は取引単位が100グラムと標準取引の1/10になったことです。取引本証拠金(2007年7月時点)も12,000円と標準取引の90,000円に比べて安く、標準取引のリスクが取りにくい投資家も取引に参加できるようになりました。また標準取引1枚分の証拠金で7枚の金先物ミニ取引ができるため、資金管理もやりやすくなり、少額の資金で投資する個人投資家でもマネーマネジメントの自由度が高まりました。
ロスカット制度
ロスカット制度とは保有する建玉が定められた時点において委託者が示した損失の限度に達した際に仕切注文が執行され、限度を超える損失が出ることをなるべく防ぐことを目的にした制度です。商品先物取引は値動きが荒いときに証拠金が不足する場合がありますが、ロスカット制度を利用することによって投資家は証拠金が不足することを回避し、損失をある程度に抑えることができます。
金先物ミニ取引は受渡しなし
標準取引と金先物ミニ取引の違いのひとつに標準取引が現物先物取引であるのに対し、金先物ミニ取引が現金決済先物取引となったことが挙げられます。値動きのルールは標準取引と同じですが、金先物ミニ取引は現金決済で受渡しがないため、1番限に回ったときの取引定時増証拠金は不要となり、一般投資家も手じまいを心配せずに納会日まで建玉を保有できます。
金の標準取引とミニ取引の違い
| 標準取引 | ミニ取引 | |
|---|---|---|
| 取引の種類 | 現物先物取引 | 現金決済先物取引 |
| 標準品 | 純度99.99%の金地金 | 標準取引と同様(受渡しはなし) |
| 取引単位 | 1キログラム | 100グラム(標準取引の1/10) |
| 呼値とその単位 | 1グラム当たり1円刻み | 標準取引と同様 |
| 納会日 | 受渡日から起算して4営業日前、 ただし12月は24日にあたる日(原則) |
標準取引と同様 |
| 現物の受け渡し | あり | なし |
| 最終決済価格 | - | 標準取引の納会日の最終帳入値段 |
| 制限値段 | 価格変動等を勘案し取引所が定める額 | 標準取引と同値 |
| 取引本証拠金基準額 | 一定期間の価格変動に対応する額を基準に定められた額 | 標準取引と同様 2007年7月は12,000円 |
| 取引定時増証拠金 | 1番限の建玉に預託 | 受渡しがないため、不要 |
| 取引臨時増証拠金 | 取引要綱を参照 | 標準取引と同様 |
| 建玉制限(委託者非当業者) | 限月の区別なく5,000枚 | 標準取引と同様 |
| ロスカット制度 | なし | あり |


