電気の缶詰とも言われるアルミ
アルミニウムは製錬する際に膨大な電力を消費するなど生産コストの約3分の1が電気代で占めることから、別名「電気の缶詰」とも言われています。
需要分野が幅広く景気に敏感
主な用途として、軽量性を必要とする航空機・船舶・自動車・鉄道車両・コンテナなどの輸送分野での利用が最も盛んであり、鉄鋼に匹敵する強度を備えたアルミニウム合金などもあることから、建築物や構造材料など建築分野でも広く利用されています。
また、その他の特性を生かして、アルミ缶やアルミ箔、送電線、冷暖房装置など、使用される分野は多岐にわたっています。
価格指標はロンドンのLME市場
アルミニウムのほか銅やニッケルなどの非鉄金属全般を上場しているLME(ロンドン金属取引所)で形成される価格が国際指標となっており、国内価格はLME価格と連動する傾向があります。
コラム
アルミニウムの製造工程図

アルミニウム新地金はボーキサイトを主原料とした中間材料アルミナを電気分解することによってできます。製造過程ではアルミニウム1トンを製錬するのにアルミナ約2トンが必要となり、またアルミナを1トン作るのにはボーキサイトが約2トン必要となります。
アルミナをアルミに電気分解する際には、アルミ1トンに対して約1万5,000キロワットもの膨大な電力を使うために、アルミ生産大手各社は電力コストの安い中東やアフリカなどへと生産拠点を移してきています。


