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アルミニウム

価格変動要因

世界の景気動向の鏡

世界アルミ在庫

LME指定倉庫在庫とIAI世界在庫

アルミニウムの指標的な在庫として、LME在庫とIAI(※)在庫があります。世界在庫の適正水準を計る物差しとしては2つの合計値が用いられ、西側需要の約8週間分がその目安とされています。 ※IAI:国際アルミニウム協会 毎月20日に世界生産量を、26日に世界在庫を発表している。

中国の動向

中国アルミナ・アルミ生産量推移

アルミの消費・生産量ともに世界1位に躍り出た中国の動向が注目されています
ただ、近年では経済急成長を背景に過剰設備が指摘されており、アルミの中間材料となるアルミナの大増産によってアルミナがだぶつき、その結果アルミナ価格が下落し、アルミ価格の下落要因になることもあります。

アルミ以外の非鉄金属の動向

アルミニウムは、その他の非鉄金属、とりわけ銅相場の影響を強く受けます。1996年には大手商社によるLMEでの不正取引事件が発覚し、銅が急落したことでアルミニウムもつれて下落した経緯があります。
2006年の場合、年前半は銅、後半はニッケルや亜鉛などが非鉄金属のリード役となりました。

為替要因

日本のアルミニウム供給の大部分を輸入に依存しているため輸入価格が上昇すれば国内の価格も上昇し、輸入価格が下落すれば国内の価格は下落します。LME価格をベースにアルミニウムの輸入価格を計算すると換算式は以下のようになります。

〔(LME3ヶ月物±現先スプレッド+ジャパンプレミアム+フレート)×為替価格〕+輸入諸掛かり

また、LMEなどのドル建てアルミニウム価格にとっては、ドル高が下落要因となり、ドル安は上昇要因となります。

投機資金の動向

近年のヘッジファンドや商品ファンドの急成長は、アルミニウムのみならず一次産品相場全体に大きな影響を与えるようになっています。
2005年からは欧米を中心とした年金資金などの長期資金が商品市場へと急速に流入しており、長期的な価格下支え要因となっています。最近ではETC(商品価格連動証券)などを通じた投資が盛んになってきています。